
田の神様に祈り感謝する農耕儀礼「アエノコト」※をはじめ、独自の風土・文化が息づく能登半島。
しかし、多くの農山村地域と同じく過疎高齢化が進み、
集落機能の弱体化、里山里海の荒廃が大きな課題となっています。
一方で、日本の都市部では自然志向、田舎への憧れ、食への関心など、
農山村地域へのさまざまなニーズが高まっています。
そんな都市のニーズを能登に呼び込み、交流活動を通じて地域活動を活発化し、
都市と能登が一緒になって、持続可能社会の能登モデルをつくろう、という試みが
「里山里海アクティビティ」です。
※ ユネスコ無形文化遺産(2009年登録)

里山里海をキーワードにした教育・研究活動、NPO活動、企業の社会貢献・CSR活動など交流活動の拡大

里山里海資源を活用したアグリビジネス、ツーリズムなど、内発的な地域ビジネスの創出



青年海外協力隊として西アフリカで活動後、
東京でCSRレポートの企画制作に従事。
地域の人たちと一緒に、能登の元気を創ろうとUターン。
事務局には地域外と能登をつなぐディレクターが常駐し、
受入れ地域には、住民とともに活動する
地域コーディネーターを配置。
ボトムアップで地域の活動を促進しながら、
実行委員会と金沢大学のネットワークを有機的につなぐ
重層的な体制が特徴です。

- ● 自治体…石川県、七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町
- ● まちづくり企業…(株)御祓川、(株)グルーヴィ
- ● 国際協力関係…国際協力機構北陸支部(JICA北陸)
- ● NPO…NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海
- ● サポーター企業…三井物産(株)北陸支店
事務局が地域内外のニーズを集めて、マッチングを行い、
さまざまなアクティビティを構築します。
ポイントは、顔の見える交流。
地域内外がともに学びあえる関係づくりを目指します。