昨年までの体験報告

2012年の祭り★参加した学生の声



・釶打納涼祭(8月14-15日)

祭りを通して、老若男女問わず、集落の人たちが一つになっているのを感じました。祭自体すごく楽しめたのですが、年の差関係なく仲良い村の人々を見て、いい気分になれたのと、正直自分の町にはこういう祭りがなかったので、うらやましくも思いました。集落などの交流という意味でも祭りはすごく大切なものだと感じました。これからもずっとこの祭りが続いてほしいです。(自然システム2年、男性)


すごかった!奉燈をはじめて見た感動とあの重さと人手が足りなくなっているなかでもきちんと行われる祭りに感動した!感動がたくさんあった。どの人もこの祭がどんなものかを知っていて大学生と知ると説明してくださりそのあたたかさと説明ができるほどに地元を知っていること、好きであろうことがすばらしいと思った。見る、というかたちではなく参加するというかたちでこの祭に関われたこと、すごく貴重な体験だと思うし、本当に来てよかった。お祭りを動かす地域の人、それを支える地域の人、すべての人がかっこよかったです。(人文・地理2年、女性)


地元の人にあたたかく迎えてもらったことが一番心に残った。まるで実家に帰ったかのような、おばあちゃんの家に遊びに来たかのような安心感だった。キリコを担いでいるときも、いろいろなことを教えてもらったり、はげましてもらったりして、すごくうれしかった。ごはんもすごく美味しかったし、地元の人と一緒に昼食を作ったりすることでたくさん交流できた。また、キリコ祭りでは本物のろうそくの炎のやさしい灯りや祭りのたいこの音や、かけ声や、キリコのきしむ音やろうそくの燃えるにおいなど、実際に来て体験してみなければわからないことをいっぱい感じることができて、本当によかったと思った。神社や広場での儀式や、花火など心に残る光景をたくさん見ることができ、とても楽しい2日間だった。(国際学類3年、女性)


・枠旗祭り(9月22-23日)
最初は地元の方になじめるか少し不安でした。しかし、食事時などに積極的に話しかけてくださり、地元のお祭りのお話を色々聞かせていただいたり、とてもよくしてくださいました。今回は中止となってしまいましたが、本当ならば神輿や旗をもって長時間歩き続けることになると聞き、とてもハードなお祭りだと思います。大変な分、終わった後の達成感も大きいのだろうと感じました。地元の方々と親しくなれるのはもちろん、一緒に参加した学生たちとの交流も深まりました。それぞれの地元のお祭りを比較し合ったのが楽しかったです。(人文学類4年、女性)


普段なかなか会話することのない世代の方々と飲み会で交流することができ、とても有意義でした。上畠の方々がとても気さくで楽しかったです。また、今回の行事に参加し、あらためて地域行事と地域の人間関係の構築の結びつきが重要であると感じました。学生生活の良い思い出になったので、他の方々にもぜひすすめたいです。(機械工学類4年、男性)

2012年の祭り報告2★9月の祭り

5.七尾市中島町釶打 枠旗祭り
実施日:9月22日(土・祝)~23日(日)
参加人数:学生16名、教員1名
受け入れ:上畠集落、釶打ふるさとづくり協議会
内容:22日の昼間に稲刈りとハザ(稲架)干しを体験し、夕方から祭りの準備を手伝いました。23日はあいにくの雨で枠旗は出なくなりましたが、祭典に参加しました。


6.穴水町岩車 奈古司神社秋祭り
実施日:9月22日(土・祝)~23日(日)
参加人数:学生10名、職員1名
受け入れ:岩車集落住民
内容:22日の昼間に祭りの準備を見学し、夜にキリコを担ぎ前夜祭に参加しました。翌日午前に慰労会で地域との交流を深め、午後の本祭りと直会に参加しました。

2012年の祭り報告1★7-8月の祭り

2012年夏の祭りプロジェクトでは、93名の学生、13名の教職員が能登の祭りに参加し、地域との交流を行いました。

1.輪島市名舟 名舟大祭
実施日 :7月31日(火)~8月1日(水)
参加人数:学生9名、教員1名
受け入れ:名舟地区上出組
内容  :31日午前中に千枚田を見学し、民家では食事とお酒のもてなしをうけました。祭りでは、地域の人たちとキリコを担いで練り歩き、御神乗太鼓の奉納打ち鳴らしも見学しました。夜は民家に宿泊しました。


2.七尾市石崎 石崎奉燈祭
実施日 :8月4日(土)~5日(日)
参加人数:学生8名(3名は見学)、教職員2名
受け入れ:学生からの要望で実施。学生の実家が受け入れ
内容  :4日の午後から夜中までキリコを担ぎ、休みながら町内を練り歩きました


3.七尾市中島町釶打 新宮納涼祭
実施日 :8月14日(火)~15日(水)
参加人数:学生13名、教職員2名
受け入れ:上畠集落、釶打ふるさとづくり協議会
内容  :14日午後に祭り準備を手伝い、夜の祭りでキリコを担ぎ、集会所に宿泊しました


4.輪島市門前町 黒島天領祭
実施日 :8月17日(金)~18日(土)
参加人数:学生37名、教員6名
受け入れ:天領祭祭典委員長より学生ボランティア派遣依頼を受けて実施
※今年度は、能登キャンパス構想学生課外活動事業「奥能登祭りの環プロジェクト」と共同で実施
内容  :17日、18日の昼間の祭りで曳き山のかじ取り、神輿担ぎ、旗持ちなどで活躍し、夜は公民館に宿泊しました

穴水岩車キリコ祭りに行ってきました!



(金沢大学放送局web-krus作成)

 参加者の声 

能登の方々の温かさを感じた2日間でした。キリコが見られなかったのは残念でしたが、交流できたことはよかったと思います。(女性、2年)

地域の方々が沢山声をかけてくださり、沢山のことを学べたし、楽しかったです。人々のつながりの強さを感じられたのが貴重な体験でした。過疎の話について世代によって考え方が違うことも学べました。(女性、3年)

★24日北國朝刊に載りました!

 体験報告

9月22、23日、穴水町岩車地区のキリコ祭りに学生10名、教員1名で参加してきました。

祭り前には里海集落の暮らしについて岩車の方から講義を受けました。

生憎の雨で22日夜のキリコの巡行は中止!!! その代わり、急遽、キリコ組み立て体験や地域の子どもたちの太鼓演奏をセッティングしてくださり、交流を楽しみました。

急遽かけつけてくれた穴水の子ども達による太鼓演奏

そして、夜更けまで交流会

23日の本祭りでは神輿を担ぎ、神社の社殿の中での直会<なおらい>にも参加させてもらい、地域の人たちとの貴重な交流を体験しました。

穴水町岩車のみなさま、ありがとうございました! 来年こそはキリコを担ぎにいきます!

釶打枠旗祭りに行ってきました



(金沢大学放送局web-krus作成)

 参加者の声

枠旗を担ぐ人足になることは町内のみなさんの世代間の交流を生み、力を合わせることで気持ちがひとつになっていくのを感じた。(男性、大学4年)

実際に間近でみる、感じる祭りの迫力は本当にすごく力強いものでした。初めてこのような祭りに参加させていただいて、祭りが地域の人と人を強く結び付けていることを実感しました。とても興味深い体験でした。(女性、大学4年)

今回の祭りに参加できてよかったです。祭りに参加することで、日本の伝統文化を少し勉強できました。留学生活の忘れない一部分になりました(女性、中国留学生)


 体験報告 

9月22、23日、七尾市中島町釶打地区の枠旗祭り(納涼祭)に、学生15名、教職員3名で参加してきました。22日は生憎の雨天でしたが、23日は稲穂が黄金に色づく秋晴れに恵まれました。

★24日の北國朝刊に載りました!

22日の夜は、集会所でわらじづくりなどの祭りの準備を手伝いました。

23日は朝6時から枠旗や神輿の準備。

上畠集落のみなさんと。

9時頃、釶打地区の集落から金幣や猿田彦を先頭に枠旗や神輿が藤津比古神社へぞくぞくと集まってきます。女性陣は俵神輿や小さな旗持ちで華を添えました。

男性陣は枠旗を担ぎました。

釶打の新宮祭ではめったに披露しない枠旗の「島田崩し」

神社へ

猿田彦の踊り

祭典では、金沢大学生も玉串奉典をさせていただきました。

お昼はごちそう

釶打のお母さんが作った美味しいイイダコ(←能登の祭りに欠かせない!)やお煮しめをいただきました。

祭り終了後、無事に終わったことを祝して飲み交わします。学生たちも集落の打ち上げに交ぜてもらいました。

釶打のみなさま、ありがとうございました!

輪島深見キリコ祭りに行ってきました



 参加者の声 

今回、深見キリコ祭りに関わることができてとてもよかったです。色々なことを学びました。 地域の人たちからも貴重なお話を聞くこともできました。何より温かみを感じました。夏休み一番の思い出になりました(男性、1年)

祭りを見ることはあっても、参加することはなかなかないので、貴重な体験でした。また、高齢化に伴う祭りの規模縮小など輪島の現状も知れてよかったです(男性、4年)

深見の祭りは男の祭りでした!みなさん祭りに誇りをもっていて、大切に思っていて、それに触れられただけでもいい2日間を過ごせたと思います。「また来てね」と言ってもらえて、大したことをしたわけではないのに、感謝の思いが自然とあふれました。(女性、2年)

地域密着の祭りに参加させていただいてキリコの歴史、町の人の日常を感じることができた。若者が少なくなっているのが現状で、今後祭りを持続するにも支援プロジェクトは続けてほしいです。(男性、社会人)


 体験報告
9月17、18日、輪島市深見町のキリコ祭りに、学生13名、大学OBの社会人4名で参加してきました。
祭りワークショップ(角間キャンパス、7月9日)に「子どもキリコ」を借りたお礼です。
参加の様子が18日の北國新聞と北陸中日新聞に載りました!
深見町に行く前に、キリコ会館で、前館長の藤平朝雄さんから「昔は、こんな大きいキリコが深見町のお祭りにでていた」という説明などを受け、キリコ祭りの事前学習を行いました。

深見町に到着し、早速、永友会(青壮年団)のみなさんと一緒にキリコの組み立てを体験しました。

お祭りでキリコを担ぐ前に、宴会で盛り上げます。高洲太鼓のこどもたちも囃子方として祭りに参加。素晴らしい演奏で盛り上げてくれました。

いよいよキリコを担いで、公民館から神社に向かいます。雨が降ってきてもなんのその。みんなずぶぬれになっても気にしません。

電線があると一苦労。

発炎筒の赤い光に、キリコが幻想的に浮かび上がります。

雨のため、神輿はお旅をせず、祭典が終わったら、またキリコを担いで公民館へと帰ってきました。

次の日は、午後に本祭りがあり、キリコより重い神輿を少しだけ担ぎました。(今はほとんど台車を使います)

秋晴れです。

深見地区のみなさま、永友会のみなさま、高洲太鼓のみなさま、ありがとうございました!

黒島天領祭に行ってきました

8月17日-18日、輪島市門前町黒島町の天領祭に金沢大学生17名、教職員11名で参加してきました。
18日の北國新聞と北陸中日新聞に学生の活躍のことが載りました。
今年は、保健学科、留学生センターの留学生、経済や地域創造の学生に、金沢工大生7名も加わり、普段会うことのない若者同士の交流もできました。

今年も豪華絢爛な黒島の曳山

男子学生は神輿を担ぐ役割をしました。神社から急な階段を下ります。

「山」「海」の掛け声に合わせて、曳山のかじとりも男子学生が活躍しました。

女子学生は、旗持ちや太鼓曳きで活躍しました。

2日目は、あいにくの雨で祭りは中止。代わりに地元の方から黒島の歴史や文化について話をしてもらいました。

宿泊した公民館の前で記念撮影!黒島町のみなさまありがとうございました!

新宮納涼祭に行ってきました

8月14日、15日、七尾市中島町釶打地区の新宮納涼祭に学生12名、スタッフ3名で参加してきました。
8月17日の北國朝刊に載りました
学生たちは4つの集落に分かれて、地域の人に混じってキリコを担ぎました。

お祭りに参加する前に、釶打ふるさとづくり協議会のメンバーから地区やお祭りの説明を受けました。そして、お祭りが行われる藤津比古神社で、藤瀬集落のキリコの組み立てのお手伝いをしました。
みんなの力でキリコが立ち上がった!
日が暮れるとキリコに蝋燭の火を灯し、いよいよキリコ祭りの始まりです。

集落のおそろいのハッピを着て、ひと担ぎした後。すっかり地域に溶け込んでいます。

釶打地区のみなさんありがとうございました!

名舟大祭に行ってきました

7月31日(日)、8月1日(月)、輪島市名舟で行われた「名舟大祭」に金沢大学生11名、教員1名が参加し、地域の人たちに混じってキリコを担いできました。

名舟に行く前に、輪島市キリコ会館で事前学習をかねて、キリコを見学しました。白米の千枚田を通り、名舟に到着。さっそく民泊でお世話になる家で食事とお酒のもてなしをうけました。

弾みをつけて、いよいよキリコ担ぎのお手伝いです。

キリコを担いで練り歩く様子→キリコ道中ムービー

御神乗太鼓の奉納打ち鳴らしも見学しました→御陣乗太鼓マイ ムービー

最後に、キリコ解体作業の手伝いをして、集落全体の打ち上げに参加してきました。

参加した金沢大学3年生の米良亘平くんの感想(※この体験報告の写真と映像も全て米良くんが撮影したものです)
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私の地元にも季節の祭りはありますが、こうして大勢でキリコや神輿などを担いで地域を回るという祭りはありません。そうした体験ができることが、私にとって魅力ではないかなと思います。 また、普段地域にいない若者がお祭りのときに戻ってキリコを担ぎ盛り上がっている姿は印象的でした。やはり子どもの時から親の担いでいる姿を見て育つと、祭りは欠かすことのできないイベントなのでしょう。私たち学生も若いので力はありますが、地元の若者の担ぐキリコのパワーには圧倒されました。

ワークショップ「祭りで学ぼう」を開催しました!

金沢は梅雨明けの真夏日となった7月9日(土)、金沢大学「角間の里」にて祭りワークショップを開催しました。
90名を超える人が集まり、盛り上げてくれました。(出演者24名+高洲太鼓約20名、参加者37名、スタッフ9名)

新聞記事(北國新聞7月10日)

祭りプロジェクの神谷浩夫リーダーの開催挨拶のあと、輪島高洲太鼓の子供たちの元気なパフォーマンスで幕を開けました。

能登半島広域観光協会相談役の藤平朝雄さんによる「能登のキリコ祭り」、NPO法人佐渡芸能伝承機構の松田祐樹さんによる「佐渡の鬼太鼓」、新潟大学音楽科4年生4人による体験報告「佐渡の豊岡のお祭りに参加して」の3つの講演から、祭りの魅力と多様さ、過疎・高齢化で祭り伝承が難しくなっている問題、大学生が継続して地域に関わることで貢献できることがある、を学びました。
藤平さんの「祭りの心意気を次世代につたえることが大切」というメッセージが印象的でした。

佐渡の春日地区の鬼太鼓のパフォーマンス

鬼太鼓は、家を1件1件まわって演じる「門付け」がスタイル。今日は、角間の里に「門付け」してもらう形となりました。これで、厄払いされて福が来るかな?

つづいて、東京の若者たちのグループNPO法人田舎時間の井上正将さん、石川高専卒業生の美作羽衣さん、県立大援農隊あぐりのみなさん、金沢大学卒業生の小笠原綾香さんから、それぞれ祭りの体験とそこから学んだことを紹介してもらいました。

祭りプロジェクトで一緒に取り組む健康増進科学センター特任助教の西澤知江さんからは、能登半島地震をきっかけに始まった保健学科による天領祭ボランティアについて紹介と宣伝をしてもらいました。

クライマックスは、高洲太鼓の祭り囃子にのせてのキリコ担ぎ体験。

輪島市こうのす地区の子どもキリコを参加者で担いで、祭り気分を体験しました。

最後に参加者全員で記念撮影