このプログラムは国立大学法人金沢大学とパートナー自治体(石川県、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)によって実施されています

第10回「能登の農林水産物の6次産業化、地域ブランド戦略」

日時:2017年9月2日(土)

場所: 能登学舎

講義:
「産品と地域のブランド化」
香坂 玲 氏(東北大学 環境科学研究科 教授)

話題提供:
「スギヨファームが取り組む能登の6次産業化」
川上 和孝氏((株)スギヨファーム取締役、里山マイスター1期生)

「くらしと仕事の周辺 Design for Noto」
萩の ゆき氏(萩野アトリエ、里山マイスター4期生)

概要:

講義では香坂氏が、地域産品の多様性を支える生物多様性の概念と農業との関連、それを活かした生き物ブランド米の事例、伝統野菜の定義や全国・石川県の取組み、海外へのブランド進出の現状や課題について解説した。また、産品の地域的特性を認定・保護する「地理的表示保護制度」の概要についても解説した。

グループワークでは、能登の世界農業遺産の活用、その中での個人の取組みの発展に向けて、アクター同士のつながりの重要性を解説したのち、3つのグループに分れて、各1名の受講生の取組みを事例に、つながりのある関係者・組織を挙げ、それらの関係をネットワーク図として図示する作業を行った。それぞれ異なったつながりを持っており、今後の連携強化の可能性についても発見することができた。

話題提供では、川上氏が、スギヨファームが取組む農産物の6次産業化について、グループ企業間・異業種連携による商品開発や直売店・直営レストラン等の取組みについて話した。また萩の氏は、デザイナーとしてこれまで手掛けてきた里山里海に関する商品のデザインの事例を、デザインの意図やそこに至る生産者への取材の過程も交えて紹介し、商品に込められた思いをデザインで伝えることに対する考え方を語った。