このプログラムは国立大学法人金沢大学とパートナー自治体(石川県、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)によって実施されています

第9回 地域の内発的発展をおこす人たち

日時:2018年8月25日(土)9:30~16:30

場所:能登学舎

講義;「地域の内発的発展をおこす人たち」

講師:蜂屋大八氏(金沢大学地域連携推進センター准教授)

概要:

地域づくり活動を実践するキーパースンは、自分が生まれ育った地域に暮らす人々が、その地域の中でいかに満足して生きていけるかを真剣に考えている人たちである。そのようなキーパースンは、「あたたかみのある地域共同体」によって形成された人々であると考えられる。そこで、講義では、キーパースンを生んだ地域社会の構造について解説し、地域づくりと地域社会との関係性について考える機会とした。

最初に行った話題提供では、まず落合氏から、2017年に珠洲市で開催された奥能登国際芸術祭で自身が製作にかかわった、「奥能登国際芸術祭 応援 勝手に新聞部!」発刊の経緯と取り組み内容が語られた。田畑氏は、珠洲市吉ケ池地域でこれまで行ってきた農家の取り組みと今後の展望を語った。また、宮中氏は、輪島市門前町における二又川青年団の獅子舞の取り組みを事例に、集落内部からみた地域住民との関わりについて述べた。

蜂屋氏の講義では、主に地域づくりの系譜、地域の基盤となる”風土”、地域の担い手となるキーパースンについて包括的な内容を学んだ。また、蜂屋氏からは、在来資源を活かした好個の事例として、常陸太田市のかぼちゃに付加価値を付けて販売をする”かぼちゃプロジェクト”の紹介があった。

受講生のレポートから

蜂屋大八氏の講義を受けて、自分が地域の内発的発展をおこすキーパースンになりうると感じますか?そうでないとしたら、その理由は何ですか。

「地元をよりよくしたい」と以前から強く思っていました。地域の良いところを探し、伝えていきたいと考えています。考えは違えど地元愛にあふれた人がたくさんいます。自分もその一人でありまうが、そういう人達と今後「何か」を始めたいと行動しています。そういう意味でキーパースンの一人になりうると感じています。

ワークショップを踏まえて、自分の地域にあるもの(地域資源)を活かして、どのような地域づくりが考えられますか

 地域のお年寄りの話(衣食住)の中に、その価値を見出し、子どもたちと一緒に活動、体験することで、その地域のよさを新しく意味づけできることができるのではないかと思う。例えば、おばあちゃんと作る「梅干し」をスイーツに活かしているなど。また、地域に生えている植物や木をいかした染め織(お年寄りに聞いたもの)をファッションにとりいれたものなども考えられる。