このプログラムは国立大学法人金沢大学とパートナー自治体(石川県、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)によって実施されています

第11回 里山里海保全と地域の思いを知るための調査 –社会調査の手法を学ぶ-

日時:2018年9月22日(土)9時30分~16時30分
場所:能登学舎

講義:「社会調査の実践を通じた里山里海保全の可能性と課題」
         菊地 直樹 氏(金沢大学 准教授)
話題提供:「聞き取り調査から見えたこと学んだこと」 
         永源 典子氏(里山里海マイスター3期生)
解説:「社会調査手法の概要について」
         岸岡智也(能登学舎)
実習:「インタビュー調査実習」

概要:
 地域の実情を知り、その解決策を考えるためには、先進的な取組みの実践者の活動内容やその経緯・動機、もしくは、ある地域に住む人々の考え方の全体像などを把握することが重要です。そのために必要な社会調査の手法や要点について、実例や実践を交えて学んだ。
 菊地氏の講義では、地域づくりにおける社会調査の役割と課題について学んだ。兵庫県のコウノトリ野生復帰プロジェクトにおける市民が主体となって聞き取りを行う市民調査から見えてきた人とコウノトリの関わりや、奄美大島での高校生による聞き書き、ワークショップ型調査のプロセスや課題について、実際の経験を交えて紹介された。聞き取りを中心とした社会調査では相手との対話、関係構築の重要性についても反省点なども踏まえて学んだ。
 永源氏からは自身がマイスタープログラムで取り組んだ社会調査についての話題提供がなされた。実際の調査票や、おすそわけの経済効果などの結果に加え、調査への協力を得るにあたり留意したことなど経験談について話題提供がなされた。質問項目や選択肢の設定が重要であることも説明された。
 実習では地元小泊地区の住民3名を相手役としてインタビュー調査を行った。3班それぞれのテーマにそって質問内容を考え聞き取りを行い、聞き取りの結果や難しかった点について共有した。

受講生のレポートから

菊地先生、永源さんのお話を聞いて、地域の実情や住民の思いを知る上で重要だと感じた点について書いてください

調査対象の方に対して、礼儀を忘れてはいけないということ、また、資料ではわからない、対象者の言葉や雰囲気からしかわからわからないお話しを引き出すことが重要であると思いました。そのためには事前の調査の上での考察を、大まかでもいいのでまとめておくべきと思いました。

実習について、印象に残った内容、上手くいった点、上手くいかなかった点やその改善点などについて書いてください。

質問を決めてインタビューしても、その通りにいかないことがあるが、相手に敬意を払って聞くことが大切だと感じた。時間があるのなら、話したいことをたくさん聞いてからこちらで整理するのもよいと思った。