このプログラムは国立大学法人金沢大学と出資自治体(珠洲市)、連携自治体(石川県、輪島市、穴水町、能登町)によって実施されています

第18回 地域プロジェクトの進め方 ~プロジェクト・サイクル・マネジメント(PCM)

日時:2019年1月12日(土)9:30~16:30
場所:金沢大学能登学舎
講師:林泰子氏(PCM講師、フリーランス)

ファシリテーター:小島路生氏(一般社団法人Think Locally Act Globally事務局長)、北村健二(金沢大学特任助教)
企画協力:特定非営利活動法人奥能登日置らい

講義概要

地域づくり活動の構想から実施、そして終了後の評価までおこなう一連の枠組みとして、国際協力の分野で広く用いられているプロジェクト・サイクル・マネジメント(PCM)の概念と手法を学んだ。冒頭、自己紹介を兼ねたアイスブレーキングを実施した上で、PCMの概要について講義で学んだ。次に国内での震災からの復興をテーマにした架空の事例をもとに、全員でエピソードに登場する関係者を洗い出し、その中から特に重要だと思われる関係者(ステークホルダー)を4つ選んだ。その後4つのグループに分かれて①関係者分析、②問題分析、③目的分析、④ログフレーム設計のプロセスを講義と演習を通して体験学習した。特に問題分析については「原因-結果」の構造化に苦労する場面が多々見られたが、目的分析の段階では様々な課題解決手段が提案されるなど、手法の有効性を確認することができた。質疑応答では、受講者自身のプロジェクトの立案に活かすことを前提に活発な意見が飛び交ったほか、参加者からはさっそくPCMを活用したいとの声があがった。

 

受講生のレポートから

PCMからの新たな気づきがあれば述べてください。

Aさん

1日という短時間での講義であったが、PCM手法のおおまかな流れを知ることができてよかった。まだ実際にログフレームを作っていくのは無理ではないかと思うが、どういうものを何のために作っていくのか、その必要は理解することができた。演習で行った「関係者分析」「問題分析」「目的分析」では、今回時間が制限されながらも、ワークショップのルールの中で付箋紙を使って全員の考えを生かしまとめていく進め方にとても関心が持てた。わかりやすい言葉に言い換えたり、例示を使ったりしながら、複雑な分析の手法を説明された林先生の進め方や支援の仕方がとても勉強になった。あいまいなかっこいい言葉ではなく、具体的に明確な言葉で文章表現することで参加者同士が考えを共有できることが大切だと思った。

Bさん

基本的にみんなで共有しながら、考え方を知りながら進めていくプロセスの重要性を感じました。議論すること、考えを共有することに重きをおくために、「正解」へと導くためではなく、プロセスの重要性を感じた。

 

PCMの考え方や手法は、ご自分の活動にどの程度活用できそうでしょうか。

Cさん

まずは地域でのプロジェクトチーム結成の際の見える化をするときにすぐにでも活用していきたい。

Dさん

自分の卒業課題のまとめ方の手法に役立てる事ができるのではないかと思いました。また自分と妻で何ができるのか、課題となるものは何かなど、考えるためのツールとして利用できればと思います。

Eさん

もうすこしPCMについて自分で理解しないとしっかりとした成果がでない様に感じた。サポートしてくれるモデレーターは絶対に必要と改めて思った。