第17回 先進事例調査実習・能登GIAHS調査実習報告会
日時:2018年12月22日(土)9:30~16:30
場所:金沢大学能登学舎
講義概要:
課外実習として実施した「先進事例調査実習」および「能登GIAHS調査実習」の成果報告会を実施した。実習に参加した受講生らが各訪問先の概要紹介と、能登で活かせそうなことについての議論を行った。調査訪問先は次の通り。
先進事例調査実習(佐渡コース)
- 宿根木地区
- 佐渡市役所
- 岩首昇竜棚田と岩首談義所
- 潟上水辺の会
先進事例調査実習(西日本コース)
- 石見銀山生活文化研究所
- あば村運営協議会
先進事例調査実習(個別実施分)
- 「食」と食に関する取組-イタリアの場合-
- 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018
能登GIAHS調査実習
- バンブーチャレンジ2018(珠洲市三崎町粟津地区)
- 能登の里海定置網漁体験(鹿渡島定置)
- 植物相モニタリング体験~生物多様性を記録する①(七尾市中島町)
- 植物相モニタリング体験~生物多様性を記録する②(珠洲市飯田高校周辺)
- 能登の植物エクスプローラー(珠洲市内)
- まるやま組(輪島市三井町)
- 能登内浦 能登町/鵜川エリア 日の出大敷 定置網体験
- 金蔵満喫(別日発表)
受講生のレポートから
先進事例調査実習・能登GIAHS調査実習に関する報告の中で、視察内容や報告の工夫など、印象に残ったり、自身の今後の取組や発表方法の参考になった点を書いてください。
Aさん
発表に動画があるとその場の様子や雰囲気がわかりやすく良いと思った。問題点や課題が、実際の活動に参加した人が発表しているのでわかりやすく、良いと思った。
Bさん
イタリアの話を聞いて、海外に目を向けると捉え方がまた違う視点となって面白いと思った。視察の際に自分の目的を持っていくことで、さらなる発見や気づきがあることもわかったので今後に生かしていきたい。報告を「評価」に変えていくことが重要。
Cさん
視察時に動画を撮っているのが臨場感があってよかった。ドローンも良いと思った。どういう地域なのかが伝わりやすい。様々な業種の方が実習に参加することで、報告内容も多種多様になると感じた。
全体の報告を通して、能登GIAHSや地域資源活用の持続性・課題や可能性などについて、感じたことや考えを書いてください。
Aさん
若い世代がその分野に入っても続かない。今までどおりのやり方を受け継いでいくことも大切だが、持続させるには何かは変えなければならないかと感じた。
Bさん
持続性にもいろいろな形が考えられ、能登の課題はどこも似ているが、それぞれのアプローチの仕方が違うので、個性を活かし、それぞれにやっていることを連携させると強みになるのではないか。
Cさん
通信回線の速度向上に伴い、どこでも仕事ができる人が増え、サテライトオフィス、コワーキングスペースの需要が高まることを聞いて、そちらの方面も研究したいと感じた。