このプログラムは国立大学法人金沢大学と出資自治体(珠洲市)、連携自治体(石川県、輪島市、穴水町、能登町)によって実施されています

第4回 能登の里山里海の現場から発見する課題と可能性

日時:2018年6月28日(土) 9:30~16:30

場所:

① 白米千枚田(輪島市白米町)

説明者:堂前助之新氏(白米千枚田愛耕会・会長)

② 輪島網元とね(輪島市町野町)

説明者:刀祢利雄氏(刀祢建設株式会社代表)

③ 奥能登塩田村(珠洲市清水町)

説明者:神谷健司氏(㈱奥能登塩田村 統括部長)、

    登谷良一氏(浜士)

④ 里山稲作農林資料館(能登町当目地区)

説明者:修田勝好氏(当目夢を語る会 事務局長)

概要:能登の世界農業遺産の代表的な現場における現状とその持続可能性について実践者の生の声から学び、受講生が今後の卒業課題研究に取り組むためのヒントを得る機会とした。

最初に輪島市の白米千枚田を訪問し、棚田をめぐりながら堂前氏から白米千枚田の歴史、棚田オーナー制度のあらましと愛耕会の運営状況、持続可能性に関する今後の展望について伺った。特に棚田の水管理を担う人材の必要性を指摘された。

次に輪島網元とねを訪問した。刀祢氏からは、定置網漁業の現況や、働き方を学んだ。特に後継者不足が懸念されるとのことであった。

午後は、揚げ浜式製塩を行う道の駅すず塩田村を訪問した。浜士の登谷氏から打桶(おちょけ)を使った海水を撒く体験の指導を受けた。また、神谷氏から揚げ浜式製塩法の手順や道の駅を運営する(株)奥能登塩田村のあらましについて話を伺った。

最後に、能登町当目地区にある旧当目小学校を訪問した。修田氏から、当目地区の集落の歴史と文化を伺った。情報発信についての課題についての課題について語られた。尻田氏からは、集落で古くから行われてきた、小鰺のナレ寿しの製法を伺った。その後、小学校の廃校を活用した民具・農具の保存、展示を見て回った。

受講生のレポートから

それぞれの視察先について、SDGsにつながると思った取り組みについて記載してください。

白米千枚田(白米千枚田愛耕会)について

Aさん;田園風景を守る。陸の自然を守るということが、SDGsだと思った。田のオーナー制度を通じで労働者不足を補填し、持続させるために取り組んでいる。

輪島網元とねについて

Bさん:働き方改革として、漁の回数を2回から1回に減らした。

すず塩田村(㈱奥能登塩田村)について

Cさん:能登の里山の間伐材や萱などを塩釜の燃料として使用することで、里山の保全活動につなげている。

当目地区について

Dさん;地域の人自らが、自分たちの地域を未来へ存続させていくために取り組みを行っている。有志で発足した参加者を固定化せず、会合の報告等も当目地区全戸へ配布し、情報の共有を図っている。