金沢大学留学生の感想

● 孫羽 (中国・ハルピン出身/金沢大学 日本語・日本文化研修プログラム)

私は生まれてからずっと都市に住んでいて、農業についてあまり知りませんが、今回のツアーで、日本の農村地域を訪れることができました。

親戚は田舎に住んでいるので、中国の農村地域に行ったことはあります。中国と比べて、日本の農村地域はたいへん静かで、きれいでした。特に夜、星がはっきり見え、素晴らしかったです。
 
穴水町の四村で、地域の方の指導のもと、皆さんと協力して、そばを作りました。私のふるさとは中国の東北地方で、そばを食べる習慣がありません。自分で作ったそばを食べることは珍しくありがたい経験ができました。
 
輪島市金蔵は忘れがたいです。地域の人たちはとても親切で、心のこもった料理でもてなしてくれました。地域独特の味噌、焼きおにぎりは、おいしくてたまらなかった。同行した孫林さんを手伝って、中華料理を作りました。皆さんに好評で、楽しかったです。温泉にも行き、肌がきれいになりました。翌朝の能登牛見学は、勉強になりました。

一番印象に残ったのは、七尾での長ネギの皮むき作業体験。中国では、長ネギは収穫後そのまま売りますが、日本では皮をむいて、同じ長さにして売るのです。皮をむく機械はどうやって発明されたのか? 感心するばかりです。

ツアーでは、日本人の学生たちとおしゃべりして、楽しい二日間を送りました。機会があればぜひもう一度参加したいです。


●朱芳華(中国・蘇州出身/金沢大学 KUSEP)

能登体験ツアーに参加しました。1泊2日で、普通ではなかなかできない体験がたくさんでき、とても楽しかったです。

自然に恵まれ、能登の景色はとても美しい。360度見渡すことができ、全部緑だった。そして、日本ならではの神社もたくさん。景色だけでなく、能登の人々もとても親切で、私たちに心の安らぎを与えてくれました。

豊富な自然を利用し、自分で好きな野菜、果物などを育てる生活は豊かで楽しいと思いました。牛を飼う人も訪ねました。ツアーで能登牛を食べられなかったのは少し残念ですが、おいしいおにぎりをいっぱい食べました。能登では恵まれた自然条件を十分に活用し、各地でおいしいお米を生産しています。

若者が次々と能登から出ていき、能登の高齢化が深刻になっています。空家も増加。金沢大学では、輪島市金蔵で、文化交流や研究を行い、能登の伝統文化を私たち留学生や日本人の学生に紹介しています。

この2日間のおかげで、楽しい思い出がたくさんできました。機会があれば、もう一度行きたいです。